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前頭葉
前頭葉についての説明
前頭葉は中心溝より前方の領域を指します。この領域は、行動を起こす領域と言えます。
前頭葉の中でも運動野は筋肉を動かす指令を出すおおもとで、前方の前頭前野は意志、意欲、人間らしい抑制など、いかに生きるかという判断を行うことにより行動を制御しています。
この領域はヒトになってから特に著明な発達を遂げた場所です。
一方,中心溝より後方は,周囲の状況を認知する場所と言ってよいでしょう。
以下に前頭葉をさらに細かく分類しその働きをみていきます。
前頭葉を外からながめると中心溝の前に中心前溝がそれとほぼ並行に走っています。
その前はこれらの溝と直行するように水平方向に上から上前頭溝、下前頭溝がみられます。
これが外から見た基本構造です。
中心溝のすぐ前で中心前溝までの領域は手や足、顔、口を直接に動かす部位で(一次)運動野と呼ばれます。この領域は手足を動かすスイッチで、ここが障害されると、その障害の程度、範囲にもよりますが手足が動かなくなってしまいます。ここを中心とした神経回路は錐体路とよばれています。
その前方、中心前溝より前に前運動野が存在します。
さきほどの運動野は運動を起こすスイッチでしたが、ここはその運動を無意識のうちにスムーズに行えるよう補助する領域で錐体外路と呼ばれる神経回路を形成しています。話が細かくなりますが,錐体外路には,脳の深いところにある基底核なども含まれています。
文章は「東京女子医科大学 脳神経外科 平澤研一」氏の「脳とは何か」から文章を引用させて頂いたものです。

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